福祉業界の労働者への福利


ここは『就職活動と会社情報』に寄せられたブラック企業の情報を紹介するページです。
【投稿】

残業手当はほぼ未払
月残業時間は31〜60h
有給休暇は自由に取得できる
 純然たる民間非営利団体ですが、社会福祉法にも設置が謳われている公共性・公益性が高いため「準公務員」的な身分とされています。
 対外的には社会福祉法人の職員となりますので、「団体職員」と呼ばれます。
 行政機関と同じで、中央(全国統括)・都道府県・市(区)町村すべてに設置されています。
 待遇については差違がありますが、総じて当該行政職員の俸給表に準じますが、同期入職の場合、2〜3号俸下くらいをいくことになりますので、薄給は覚悟してください。
 なお、公務員に準ずるとは言っても、福利厚生は皆無です。
 また、ほとんどの社会福祉協議会が労働組合を組織していません。
 ただ、業務内容は非常にまったりしていますし、有給休暇も1時間単位から比較的容易に取得できますので、実労働に対する対価としては高給とも取れるでしょう。
 職員構成は、待遇面等から女性の比率が非常に高いです。女性にとっては非常に働きやすい魅力的な環境にあると言えるでしょう。
 ただ、異動等が無く、風通しが悪いので、人間関係には十分ご注意を!
 また、当該行政の天下り受け入れ機関としての性格も持ち合わせているため、出世は望めません。そもそもポストが限られていますし・・・。男性にはあまりお奨めはできません。
 女性の勤続年数は長い傾向にありますが、男性は比較的短期で辞めていきます。
 ただ、最近は行政の財政難から補助金が減り、先細り感があるのは否めません。
 採用については欠員補充が基本ですので、運とタイミング勝負でしょう。なお、最近は財政が厳しいため、正職員の補充は少なく、嘱託や臨時での採用がほとんどです。
 社会福祉協議会だけでなく、施設や施策等、福祉業界は先行きが非常に暗いです。
 志される方は、現職orOB・OG等から情報収集をしっかりしてください。辞めることになっても、何のスキルも身に付かず、他業界への転身は非常に困難ですので覚悟してください。
 ただ、逆に言えば、人に奉仕したい、地域の福祉に貢献したいという想いをお持ちの方には最高の職場環境とも言えるでしょう。できることは無限大ですから!


【コメント】

 最後は綺麗にまとめていただきました。
 特別養護老人ホームに勤務している知人もやはりヤリガイあるようです。
 しかし腰を悪くしたり、人格にも問題ある人に言いがかりをつけられたり大変なところがあります。
 福祉業界では最近公的なお金が出にくくなって、組織の存続が危ういところが増えているようです。
 子供相手の職場は機敏さを要することなどから、かなり早い実質定年(30歳など)が暗黙の了解となっている職場があります。
 客の評判のよい施設は、要求されることが多く、精神的に大変な場合があります。
 『お年寄りは増え続けるから、福祉業界は成長産業。』との考えから飛び込む人も多いです。
 また『福祉』は夢を持って応募する人が多い業界です。
 でも自分の(家族も含めた)生活もかかっていることなども考えれば、『夢』+『個別実情調査』で就職を決めるべきでしょうね。


前のページ
次のページ
就職活動と会社情報